この記事の結論
1枚あたりの単価だけで比べると、内製と外注はほぼ拮抗します。内勤スタッフの人件費を時給に直すと、加工1枚の人件費は外注単価とほぼ同じ水準になるためです。差がつくのは単価ではなく、(1)スタッフの時間を何に使うか、(2)品質が安定するか、(3)担当者が辞めても回るか、(4)入店ラッシュに耐えられるか、の4点です。
こんなお悩みありませんか?
- ▶加工できるスタッフを雇うべきか、外注すべきか決めきれない
- ▶今は内勤スタッフが片手間でやっているが、本業を圧迫している
- ▶加工できる人が1人しかおらず、その人が休むと掲載が止まる
- ▶外注したいが、社内でやるより高くつくのではと不安
→ この記事で判断基準を整理します。
判断の分かれ目は「単価」ではない
写真加工を社内でやるか外に出すかを考えるとき、多くの場合「1枚いくらか」で比較されます。しかしこの比べ方だけでは結論が出ません。後述するように、人件費を時給に換算すると内製と外注の単価はほぼ同じ水準に着地するからです。
先に結論を言うと、判断すべきなのは単価ではなく「そのスタッフの時間を、写真加工に使うのが最善か」です。この記事では、まず両者のコストを実際の数字で並べ、そのうえで単価以外の判断材料を整理します。
内製した場合の本当のコスト
内勤スタッフの人件費をどう見るか
風俗店の男性内勤スタッフを1名雇用する場合、人件費は月50万円程度が一つの目安とされています(アドサーチNOTE「風俗店の男性内勤スタッフの人件費」)。給与だけでなく、社会保険料や採用コストを含めた総額の目安です。
月の稼働を160時間とすると、時給換算はおよそ3,125円になります。この数字を、加工にかかる時間に掛けていきます。
加工1枚にかかる時間
写真加工は、慣れた人でも1枚あたり30分〜1時間かかる作業です。美肌補正だけなら短く済みますが、背景の差し替え、タトゥーや傷あとの除去、体型の補正が入ると時間は伸びます。ポータルサイトの画像仕様に合わせるリサイズや書き出しも、枚数が増えるほど積み上がります。
時給3,125円で計算すると、1枚あたりの人件費は約1,560円〜3,125円。加工の難易度によってこの幅の中で動きます。
月間枚数別のシミュレーション
| 月間枚数 | 加工にかかる時間 | 内製の人件費換算 | 外注(1枚1,650円) |
|---|---|---|---|
| 10枚 | 5〜10時間 | 約15,600円〜31,300円 | 16,500円 |
| 20枚 | 10〜20時間 | 約31,300円〜62,500円 | 33,000円 |
| 50枚 | 25〜50時間 | 約78,100円〜156,300円 | 82,500円 |
表のとおり、加工がシンプルで速く終わる場合は内製が僅かに安く、手の込んだ加工になるほど外注が安くなります。どの枚数帯でも「圧倒的にこちらが得」という差は出ません。単価で決着がつかないのはこのためです。
なお、外注の相場は1枚1,500円〜3,300円程度に分布しています。内訳と各社の価格帯は料金相場の比較にまとめています。
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単価以外で差がつく4つのポイント
1. スタッフの時間を何に使うか
月20枚を内製すると、10〜20時間が加工に消えます。この時間は、本来なら電話対応、キャストのケア、ドライバーの手配、求人対応、ポータルの更新に使えたはずの時間です。
写真加工は売上に効く仕事ですが、その店でなければできない仕事ではありません。一方、キャストとの信頼関係づくりや面接対応は、外に出せない仕事です。限られた人手をどちらに割り当てるかという配分の問題として考えると、判断がしやすくなります。
2. 品質が安定するか
加工の品質は経験に左右されます。同じ店の写真でも、担当者や日によって肌の明るさや輪郭の処理が変わると、パネルが並んだときにちぐはぐに見えます。とくに「やりすぎた加工」は来店時のギャップにつながり、クレームや指名の伸び悩みの原因になります。
どこまで加工するかの基準についてはパネマジにならない写真加工のコツで解説しています。社内で加工する場合も、この基準を共有しておくと仕上がりのばらつきを抑えられます。
3. 担当者が辞めても回るか
内製でよくあるのが、加工できる人が1名しかいない状態です。その人が退職したり、体調を崩したりすると、写真の更新が止まります。新しい入店者のパネルが用意できず、掲載が遅れるのは直接の機会損失です。
採用し直すにも、加工スキルを持った人材が都合よく見つかるとは限りません。実際に写真加工スタッフの求人は常時出ており、人材の確保自体が一つの課題になっています。
4. 入店ラッシュに耐えられるか
写真の依頼は平準化しません。月初や大型連休前、周年イベント前には入店が集中し、一度に10枚20枚の加工が必要になります。内製の場合、この山がそのままスタッフの残業になります。
逆に閑散期には加工の仕事がほとんどない月もあります。仕事量の波が大きい業務は、固定費(人件費)ではなく変動費(外注費)で持つほうが合理的です。
内製が向いている店舗・外注が向いている店舗
| 内製が向いている | 外注が向いている | |
|---|---|---|
| 加工できる人材 | すでに社内にスキル保持者がいて、その人が辞めにくい | スキル保持者がいない、または1名に依存している |
| 月間枚数 | 少なく、波も小さい | 月によって大きく上下する |
| 加工の内容 | 明るさ調整や軽い補正が中心 | 背景変更・タトゥー除去・体型補正まで必要 |
| スタッフの余力 | 手が空いている時間帯がある | 接客・キャスト対応で手一杯 |
| 店舗数 | 1店舗 | 複数店舗で基準を揃えたい |
多店舗展開している場合、外注にはもう一つの利点があります。各店バラバラだった加工の基準を一本化でき、グループとしての見え方が揃うことです。
両方を組み合わせるという選択
内製か外注かは、二者択一である必要はありません。実務では次のような切り分けが機能します。
- 日常の軽い補正(明るさ・トリミング)は社内で処理する
- 新規入店のパネル写真、背景変更やタトゥー除去が必要なものは外注する
- 入店が集中する時期だけ外注の比率を上げる
この形にすると、固定費を増やさずに繁忙期の山を吸収できます。枚数に応じた費用しか発生しないため、閑散期のコストも抑えられます。
外注に切り替えるときに確認すること
外注を選ぶ場合、比較すべきなのは1枚単価だけではありません。次の項目で総額と実務の回しやすさが変わります。
- 追加料金の有無:基本料金が安くても、背景変更やタトゥー除去が別料金だと総額は膨らみます
- 修正の条件:何回まで無料か、期限があるか
- 納期:明日入店するキャストの写真に間に合うか
- セキュリティ:写真データの暗号化と削除のルールが明示されているか
- 請求のまとめ方:複数店舗をまとめて請求できるか
各社の条件を横並びで比べたい場合は主要5社の比較、依頼の手順は写真加工の始め方ガイドを参照してください。レタッチャーに直接依頼する場合との違いはフォトレタッチャーへの依頼にまとめています。
AMU(アミュー)は全メニュー込みで1枚1,650円(税込)、追加料金なし、修正は何度でも無料、最短10分納品です。複数店舗の一括請求にも対応しています。対応範囲は店舗向けサービスのページでご確認いただけます。
まとめ
- 1枚あたりの単価で見ると、内製(人件費換算で約1,560円〜3,125円)と外注(1,500円〜3,300円)はほぼ拮抗する
- 単価では決着しないため、判断材料は「スタッフの時間の使い道」「品質の安定」「属人化リスク」「繁忙期の対応」の4点になる
- 仕事量の波が大きい業務は、固定費より変動費で持つほうが合理的
- 軽い補正は社内、手の込んだ加工は外注という組み合わせも実務的に機能する
自店の月間枚数と加工内容を当てはめて、どちらが理にかなうかを一度計算してみてください。判断に迷う場合は、実際の写真を見ながらLINEで無料相談いただけます。

